亀岡市の歯医者 | 嶋村歯科医院
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院長ブログ

口臭 (口臭治療)

 口臭には他臭症と自臭症の2つがあり一般的には他臭症が歯科治療の対象になります。
お口の中の問題、例えば虫歯、親知らず、歯周病の治療によりその大半が解消されます。最終的にはお口の中の常在菌が臭い成分を作る能力の高い人は口臭が出るし弱い人は臭わないことになります。
 
 基本的には硫化水素或いはそれに類似した硫黄含有物質が産生された結果(臭い成分が)その人独特の臭いになるのです。ですから硫化水素或いはインドール関連物質(化学Ⅱで習います。理系を受験する高校生は知っていますね?)を産生する常在菌の居場所を除去することが口臭治療の最大の目的です。実際には虫歯(むしば,ムシバ)の中、不適合な冠の周辺、親知らず周辺、歯周病にかかっている歯茎の中にいる菌を取り除きます。ですから虫歯を治し、挟まりやすいところを治し、親知らずは場合によっては抜歯、歯石を掃除することになるのです。それと舌の上の白いぬめり(舌苔 ぜったい と呼びます)の掃除もします。

 何れにせよ酸素の無いところが住み易い菌(嫌気性菌と言います)ですので汚れが留まるところを掃除すると早期に口臭がなくなる事がよくあります。洗口剤、モンダミンやリステリンはその後の補助的なものといえます。

 一方自臭症は自分で臭いがないにもかかわらず臭いがすると感じてしまう人のことで臭いセンサーを使い実際には臭っていない事を知ってもらうことで対応します。それとなぜそう感じ出したかを探しながら心のトラウマをのぞいてきます。

投稿者 shimamurashika|PermaLink
一流選手との緊張感

亀岡には内外での著名人が多く在住されています。NHKでも紹介された超有名な塾の先生、成基学園の数学のスター先生、陶芸等の芸術関連、歌手(フォークの神様も居られますね)。スポーツでも元オリンピック候補選手も何人か在住されています。

プロスポーツ選手の M さんも日本だけではなく10年間もアメリカで活躍されていた方です。ひょんなことからお付き合いが始まったわけですが、ご本人の持っているやはりオーラとでもいうのでしょうか雰囲気はすごいものがあります。物腰はあくまで柔らかく紳士ですがお話をする折にはすごく集中され迫力のある方です。

世界で活躍される方と関わった事は一流の方とは「かくあるべし」と教えられたような気がしました。同い年ながら圧倒され乍らそれでも一流の方から心地よい緊張感を感じながら良いお付き合いが出来たと感じています。

当代一流の方は爽やかで緊張感のある知的な方であり、私もかくありなんと感じ入った次第です。

投稿者 shimamurashika|PermaLink
歯周病治療 (「抜かないで治す」それが嶋村歯科医院の伝統です)

 歯周病治療については歯周外科が流行っていますが当医院では歯周外科は殆んどしません。
歯周外科をした場合としなかった場合では5年後を対比した所有意差が無かったということが知られています。即ち何も無理して・・・怖いことをすることもいらない・・・ということです。

 でも学問として歯周外科は成立していますしその存在価値はどうかというと、私は、かなり歯周ポケットの形態の複雑な方、感染した歯周組織が自然治癒を期待できないほど傷んでいる場合、そして頬や舌の動きを邪魔したり歯ブラシを邪魔したりする場合には有効であると考えています。そのほか専門的な適応はありますが一般の方にはあまり関係が無いので省きます。なるべく切らないで歯石の除去と有効な歯ブラシ(これが効きます)それとたまにするかみ合わせの調整(咬合調整)で相当量の改善或いは治癒にまで辿り着ける事が出来るのです。是非とも当院の治療で歯周病で悩んでいる方の歯茎の改善を実感していただきたいのです。

 歯周病には歯ブラシをしっかりと患部に当て込むことが最重要なので病状に合わせて歯ブラシを処方します。確実な歯石除去(スケーリング)と適切な歯ブラシ使用で大半の歯周病は治ってしまうのです。保存的歯周病治療で多くの方が健康な歯茎を取り戻しています。大体かなりすっきりしますよ。適切な歯ブラシをした後は。

投稿者 shimamurashika|PermaLink
虫歯(むしば、ムシバ)治療 特に審美歯科(審美治療)について

この5~6年間の歯科用樹脂(プラスティック、レジン)の進歩はすごいものがあります。

 それまでの変色の原因であった成分を使用しなくても強度の高い材質を作ることができます。接着性も格段に進化しています。本当にすごい材質になっています。以前はその出来のばらつきが大きく余りお勧めしなかった材料ですが、最近では大いにお気に入りです。
 5年前に或る患者さんに頼まれて充填した樹脂が今もきれいにお口の中で活躍しています。そのようなケースが多く最近ではどんどんお勧めをしています。白い樹脂は審美歯科の中にもよく使用されます。

 審美歯科は多くの医院で看板があがっています。でも審美は歯科の言葉の中に入っていると思うので敢えて嶋村歯科医院では審美歯科という言葉を詠っていません。大体医療法の中では審美歯科は標榜科目になっていないのですから標榜すること自身がおかしい話です。きれいに入った入れ歯(義歯)は当然審美的に満足なものでしょう。形態は機能の裏返しですからきっとよく噛めるものでしょう。よく噛める入れ歯はきれいな(審美的な)入れ歯であると思います。良い治療は本来きれいなものです。きれいな虫歯治療は耐久性もよくきっと満足度の高いものになると思います。
 
 虫歯治療では最近MIという概念が入ってきています。なるべく削らないで治療しましょうという概念です。それが今の白い樹脂を使った場合いとも簡単に(簡単そうに)出来てしまいます。虫歯や黄色い歯で困っている方もどんどんきれいに白くなっていきますので(しかも医療保険で)患者さんの無断キャンセルも少なくなり治療にもテンポが出来てきます。そんな時代なので、決して審美歯科という言葉は使わないでもいい時代がそこまできていると思います。審美的のみを詠うことのレベルでのお話は、医療というものの本来ではなく、飽くまで商業主義的な考え方の中で生きている人の考え方ではないかなと思います。きれいな治療は当然審美的なのです。

投稿者 shimamurashika|PermaLink