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根管治療

根管治療
根管治療とは
 当院の 根管治療は 京都府立医科大学の堀亘孝教授(当時)に師事しアピカルシートをしっかり守った生物学的な根管治療を遵守しています。
一般的に根管治療とは抜髄(ばつずい)と感染根管治療に分けて考えますが治療法は細菌感染の程度に応じて区別しています。目的は根管を消毒して細菌を取り除くことです。

 歯の神経は歯を作ってきた細胞のケアーハウスですのでできる限り保存します。神経の近所まで及ぶむし歯は慎重にインスツルメント(エキスカという小器具)で取除いてできる限り神経が出てこないようにします。最近ではMTAセメントをはじめ神経保護に特化した材質の素材が多くあります。残念ながら神経にまで最近が及んでいる場合に行なうのが根管治療です。治療経過としては10年経過で5%、20年経過で15%に再治療の必要性が報告されています。この数字が良い成績なのかどうかは微妙ですが歯の神経の内部構造の複雑さが原因とされています。ですからなるべく神経は残すことが大切なのです。



抜髄(ばつずい)
歯髄(しずい:歯の神経)の保存が不可能なときに、歯髄を取り除く方法で極細の麻酔針で麻酔をして治療します。
感染根管治療(かんせんこんかんちりょう)
細菌が歯髄に到達し神経が壊疽に陥って更には根管壁の象牙質に及んでいる場合、その根管が感染根管になります。感染している歯の内腔を清掃・消毒し薬を詰めます。



根管治療の重要性
建物を建てる時に、基礎工事が重要であることは広く知られていると思いますが、
根管治療は歯の治療の基礎工事にあたり、どんなに綺麗な歯を被せても、適切な
根管治療がされていない歯は長くもちません。根管治療がしっかりされていないと、根の先端が化膿し、痛みがでるからです。最近では歯の神経の炎症が慢性のアレルギー疾患(リウマチや掌蹠膿疱症等)の原因になるとの指摘もあります
根管治療はどこの歯科医院でも頻繁に行われる治療ですが、アメリカでは専門医が存在するほど難しい治療の一つです。その理由の一つは、根管は複雑な構造にも関わらず、直接見ることができず、治療は手探りであることや、目に見えない細菌を除去しなければならない事があります。

根管治療2
1. 根管治療イメージ1 歯の神経を取った後に根の長さを測ります。
2. 根管治療イメージ2 汚染された歯の根の部分を掃除して綺麗にします。
3. 根管治療イメージ3 根の中に薬を入れ、消毒します。
4. 根管治療イメージ4 消毒が終わった後に薬などを入れて密封します。
5. 根管治療イメージ5 症例によって、金属の土台を入れます。
6. 根管治療イメージ6 上に冠をかぶせます。