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キラリ亀岡

乳歯は永久歯の保護者です

太田保育園寄稿

乳歯は胎生6週目から形成を初めます。そしてその形成途中に乳歯の下に永久歯の「芽」(正式には歯胚といいます)ができてきます 。そして大きく発育して乳歯を押し出し生え変わりの時期を迎えます。前歯は乳前歯の後ろに永久歯の「芽」ができます。前歯を強打した場合、永久歯の「芽」を保護してくれます。
もし乳歯が虫歯で神経まで化膿してしまうとその下で成長している永久歯の成長を邪魔してしまいます。乳歯は酸に弱く虫歯になり易く、歯質も薄く容易に神経が侵されてしまいます。
1歳~2歳頃は前歯の外傷が多く神経治療の必要性が生じる事があります。乳歯は永久歯の前にあり外傷から永久歯を守ります。時には永久歯の形成が傷害され一部が変色或いは石灰化の傷害がおこることがあります。その場合は十分な歯ブラシと出来ればフッ素を使って積極的な虫歯予防をしていれば大きな問題にはならない事が多いです。
虫歯の好発部位は下の第一乳臼歯(特に右下)の後ろ側です。前から4番目の歯で1歳さんの一番後ろ、2.5歳さんではその後ろに最後の乳歯が生えてきますので虫歯の有無は分かりにくくなるので注意して見て下さい。
保護者の方の仕上げ磨きは通常8歳までは求められています。特に小さいお子さんは仕上げ磨きを嫌がって磨きにくいものですよね。かかりつけ歯科医院でお子さんに沿った予防手段とお口の健やかな成長発育に関しての相談される事をお勧めします。

投稿者 shimamurashika