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キラリ亀岡

不顕性露髄

神経が無くなると歯は極端に脆くなります。歯の神経を何とか残していこうとする治療があります(歯髄覆罩 シズイフクトウ)。ところが歯髄覆罩の後に極めて稀に痛みが出てしまうことがあり結局は神経を取ることになることがあります。
むし歯処置の刺激で神経の中にむし歯菌が逃げ込んだ結果、神経の炎症を惹起してしまうと説明されますが、この状態を「不顕性露髄」といいます。「顕」は見えるという意味で、顕微鏡の「顕」です。露髄の「露」は露出の「露」、「髄」は歯の神経のことです。つまり目には見えないけれど神経が出ている状態ということです。
細心の注意を以ってむし歯の処置をしていても、神経を何とか残そうと頑張ってみてもこの「不顕性露髄」はおきてしまいます。歯髄覆罩の直後に症状が出る場合もありますし、10年以上たってからで症状が出る場合もあります。
食べたものが挟まる、かぶせが合っていないという状態はむし歯の進行が速くなります。どうか歯の不調を感じたときにはできるだけ早期にかかりつけ歯科医師にご相談をしてみてください。

投稿者 shimamurashika|PermaLink
知覚過敏について

知覚過敏は甘酸っぱい食べ物(柑橘類、酢)を常用している方に多く出現します。それと横みがきが強い方には利き腕側に多く出現します。歯茎の際の抉れている場所が温度的、物理的或いは甘酸っぱい食べ物(飲み物)の刺激で一過性にピリリとします。2度目の刺激に対してはあまり反応しません。

神経の炎症は刺激により暫く痛みが残ること、何もしなくても痛みが出ることがあること。夜、体が温まったときにズキンという痛みが出ることがあることが特徴です。知覚過敏の強いタイプのものとの鑑別が困難なことがあります。

食い縛りのきつい方にも知覚過敏様の症状が出ることがあります。これはアブフラクション(abfraction)といって知覚過敏とは若干の違いがあります。アブフラクションには通常の知覚過敏の症状のほかに噛んだ時にも歯が浮いた感じ、違和感やピリリ感があることがあります。両者の鑑別は専門家でも困難なことがありますが知覚過敏の処置を進めていけば2~3回の通院で概ね鑑別ができます。

知覚過敏に対しては
1.ハイドロオキシアパタイト(歯の原料)の細粒を歯の表面に塗りこむ。
2.フッ素の入ったセメントをフッ素の薬効とセメントの断熱効果で遮断する。
3.車のポリマー処理の如く歯の表面を透明なプラスティックフィルムでコーティングする。
4.フッ化ジアミン銀を塗布して歯の表面の蛋白質(コラーゲン繊維)の変性固定をし、神経に対しての知覚の遮断をする。

更にアブフラクションに対しては原因療法として食い縛る力を軽減すべくマウスピースをお勧めしています。マウスピースはアブフラクションの他肩凝りや顎関節症にも効果があり、院長も常用しています。それとイビキにも効果が大きいです。

投稿者 shimamurashika|PermaLink
口腔がん

口の中に「がん」ができるという事をご存知でしょうか?口腔がんは早期発見が何よりも大切で早期発見症例での治癒は高いのですが単なる潰瘍と思い込んで(初期がんは痛みがありません)放置して結果的に手遅れになることがこの時代になっても多く、結果として口腔がん全体での治癒率を大きく下げています。しかも口腔がんの発生は近年大きく増加傾向です。
口腔上皮組織の平均的な新陳代謝日数は14日と言われていますので2週間たっても治らない変化は「何かある!」と思ってかかりつけ歯科医院に相談して頂きたいのです。白く角質化した粘膜(白板症、白斑症)、更に炎症ができ赤い粘膜(赤板症、紅板(班)症)になっている場合は特にご注意して下さい。

以前は入れ歯やかぶせの不適合の放置、強いお酒(ジンやウオッカのストレート)、喫煙習慣が原因とされていましたが現在ではそれだけでは説明のつかない症例もあります。内臓のがんは血液検査である程度予想のつくものもありますが、口腔がんは血液検査では関連性のある項目は無いのが実際です。しかし何と言っても肉眼で見ることができ組織検査もし易い場所(口腔外科のある病院)なので先ずはかかりつけ歯科医院での相談をお勧めします。

文責 嶋村浩一

 

付記

「がん」は悪性腫瘍の総称で、「癌」は上皮性悪性腫瘍のものを示します。口腔がんはその大半が上皮性ですが稀に非上皮性悪性腫瘍(肉腫)があるのでここでは「がん」として示しています。

投稿者 shimamurashika|PermaLink
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