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入れ歯安定剤

入れ歯安定剤は年間120億円の売り上げがあります。歯みがき粉が650億円の規模ですから相当の売り上げですね。入れ歯安定剤に頼らないほうがいいのでしょうが現実問題として年間120億円の商品が売れています。入れ歯をお使いの方にとっては避けては通れないお話なので今月は入れ歯安定剤との付き合い方についてのお話をしましょう。
入れ歯安定剤には「のり(クリーム)タイプ」と「クッションタイプ」がありますが、基本的にはのり(クリーム)タイプの商品をお勧めしています
のり(クリーム)タイプの入れ歯安定剤はアメリカでは歯科医師の指示がないと使用できません。クッションタイプの入れ歯安定剤はアメリカではアメリカ歯科医師会(ADA)の認定すらありません。アメリカでADAの認定が無い歯科材料ということは日本ではJISマークの無い工業製品のようなものです。
入れ歯が不調のときには先ずかかりつけ歯科医によく調整していただくことが大切です。でもどうしても入れ歯がこすれて痛い、少し「吸い付き」が少ない、新しい入れ歯に未だ慣れていない場合に、少量ののり(クリーム)タイプの入れ歯安定剤を使ってください。もちろん多くの場合は入れ歯の調整や新調することで入れ歯安定剤を使用しなくてもよくなります。飽くまで入れ歯安定剤は何かのときにチョイ使いする程度で、入れ歯に関する問題の抜本的解決にはならないものとお考えください。
一方、急に体重が減少し歯茎が痩せて入れ歯に不都合が出てきた場合、通院や往診が受けられるまでの期間に限ってクッションタイプの商品を紹介することもあります。
入れ歯の不調やその他で往診の必要な方は京都府歯科医師会 「口腔サポートセンター」にファックスで住所、電話、ファックス、患者氏名、主病歴を記入し「往診依頼」と大きく書いてお知らせください。0120-72-8020 が連絡先です。亀岡市では亀岡歯科医師会が責任を持って担当医を紹介します。

投稿者 shimamurashika