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院長ブログ

京都府立医科大学附属病院 歯科開局100周年 

〜最近思うことと昔話〜

我々の医局は「医科大学」の中での「歯科」であるが為に境界領域での医科との関係はいつも微妙で、先輩方は苦労の連続であった思います。その中で「歯科」の立場を大きく拡張されてきた堀部長、金村部長のご活躍には録伍会の全員が喝采を送っていると思います。更なる発展を期待しています。

最近私は「もし東京大学に歯学部が存在していたら」歯科全般の仕事が何かとし易くなっていたのかな?と考える事があります。そもそも帝大に歯学部が4大学しかないこと自身が不思議です。将来官僚になる文一や理三の学生が同級生で、「俺」「お前」で話ができる関係があれば歯科からの意見が理解してもらいやすいと思うのですが戦後の大学改革のときに乗り遅れてしまったのでしょうか?残念な気がしてなりません。

さて昔話です。昭和59年の夏に堀部長から斉藤君と嶋村の2人が「日曜日の朝9時に医局に来るように」との指示が出ました。当日、斉藤君に「何か悪いことをしたのか?」と聞いても「あり過ぎて薮蛇になると困るし、黙ってるし。お前はドウや?」「・・・」とかの話をしていたところ白いスーツで颯爽と部長登場。開口一番「今後研究をどしどしする!先ず手始めに試験管を洗う!」「そこのビーカーとシャーレを全部出してきて!」相変わらずのテキパキの指示出し。「ピペットはこうして洗う。否、やはりこれはワシがする!」部長らしいです。

あっという間にお昼の時間になり丸太町のトンカツ屋でパワーランチとビールを数本。医局に帰り続きの仕事かと思いきや、部長の足は御池方面に向かい即タクシー。「ぎおん!」おなじみのお茶屋に直行となります。さすが部長!白いスーツの意味がわかりました。営業時間を大幅に前倒しでの出勤ですがそれはお馴染みさんの堀部長です。「オーライオーライ!」でどんどん二階に上ります。「クーラーとビールを三本!」「仕事をした後はやはりご褒美がないとな!これからも日曜日に出てきて研究をするぞー!」。部長は大きなせんべいを左手のひらに載せ、右手の中指でポンと割って美味しそうに口に運び上機嫌です。「斉藤!お前ギター弾けるか?よし、三味線を弾け!」「嶋村!お前は呑むだけではなくて端唄のひとつでも勉強しなさい。」部長ワールドの全開です。最終的には「ルルル〜」が始まり試験管洗いの時間の2倍を軽く超える時間を過ごしました。

私にとって府立医科大学での研修は楽しかったし、有意義でもありました。当時の出会いや経験は私のかけがえのない財産であり青春時代の貴重な1ページです。「京都府立医科大学附属病院歯科」には今後ますます研究・診療・教育、そして何よりも府民から親しまれ信頼される医療人を育成する機関として有機的に発展を遂げられる事を心よりお祈りしています。

開局100周年おめでとうございます。

(58年入局 嶋村浩一 記)

投稿者 嶋村歯科医院